甘み（糖分）を含んだタレを塗りながら焼くことで、食材の表面にツヤツヤとした照りが出ることから「照り焼き」と呼ばれています。焼き方の1つとして使われますが、そのようにして焼いた料理全般のことも「○○の照り焼き」として使われているよう。照り焼きでは程よく身の締まった脂分の多い食材（鶏肉やブリなど）が用いられ、タレは調味料（しょうゆや砂糖、日本シュなど）を同量ずつ混ぜたものが使われます。

また、タレに使われる調味料や配分は好みによって異なり、砂糖代わりにはちみつを使うというパターンも多くみられます。なお、食材の生臭さが気になるときは、調味料にしょうが汁を加えるといいでしょう。

フライパン1つで作れる「照り焼き」は、主婦の味方ともいえますよね。

そんな鶏肉料理の代表ともいえる「照り焼き」のレシピをご紹介します。「照り焼き」ならではのツヤとコクをお楽しみください♪

• 鶏もも肉2枚
• つけダレ（しょうゆ大さじ3、はちみつ大さじ2）
• サラダ油大さじ1/2

1. 鶏肉の皮目にフォークで穴を開け、つけダレに15分ほど漬け込む。
2. サラダ油を入れたフライパンを中火で熱し、汁気を切った鶏肉を皮目から入れる。
3. 両面に焼き色が付いたら1のつけダレを加え、蓋をして弱火でじっくりと煮る。
4. 鶏肉をひっくり返しながら煮絡め、照りがでたら『鶏の照り焼き』の出来上がり♪

鶏肉を漬けて焼くだけ･･･という簡単料理ですが、オーブンを使ってさらに簡単な「照り焼き」を作ってみましょう。簡単とは言っても、味と照りは本格的。今晩のおかずに悩んだとき、ぜひ1度作ってみてください。

• 鶏もも肉2枚
• つけダレ（しょうゆ大さじ3、はちみつ大さじ2、サケと黒ゴマ少々）

1. 鶏肉の皮目にフォークで穴を開け、つけダレに15分ほど漬け込む。
2. 余熱したオーブンの天板（中央）に鶏肉をのせ12分焼く。
3. 一度オーブンから取り出し、つけダレをかけてさらに2分焼く。
4. 鶏肉に火が通ったら「オーブンde照り焼き」の出来上がり♪

「照り焼きバーガー」や「照り焼きチキン（鶏肉）」という名称からアメリカ産と思われがちですが、実は日本生まれの日本育ち。そんな日本の食材（ブリなど）にピッタリな照り焼きはアメリカでも大人気、「teriyaki」として辞書にも載っています。さらに、日本料理以外のレストランでも肉類の照り焼きが見られ、スーパーなどではテリヤキソースなるものが売られるほど。

しかし、アメリカの照り焼きは甘さや香辛料の違いもあって、日本の照り焼きとは多少なりとも違和感が･･･。アメリカに行った際は、ぜひ試してみてください。